亀の歩み

2006年10月30日
亀の歩みで進む。
いつも誰かの背中を見ている。たまに息苦しくなって、地面を見つめてしまう。穴が開くほど下を向き続けて、ある日抜け道を見つける。
追いかけていた背中を見失う。
一瞬、先頭を切って走っていることに気づく。
立ち止まる。
心臓が痛む。冷や汗が出る。
誰かが、次々に追い抜いていく。
安心する。亀の歩みで進みだす。やっぱり辛くなって、石ころを眺めるようになる。
それの繰り返し。

*************

自己表現がどうしようもなく下手だからこそ、芸術至上主義になるのだと思う。本当に最前線で何かを創り出しているような人たちから見たら、私のような存在は、まさに理想のお尻にブラつく金魚のフンなのだ。創造のすばらしさを語ろうとする。それ自体が醜い権力争い。
良いものは良い。
悪いものは悪い。
主観に基づかない線引きはどこにあるのだろうか。

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渦

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