観察する理由

2006年8月18日
彼の行く末を見届けてみたい、という好奇心。
軌道修正はあまり期待してない。

彼は私よりはるかに自活する能力を持っているが、それをわざと引っ込めている。
そのうち適当なところで折り合いをつけて、いつか切り返すのは判っている。自分を見失っているというよりは、傷つかないように引っ込めている様子。

彼とは、恋愛の領域内では収拾のつかない関係だ。
理性的に考えれば、何で一緒に居るのか判らない。
当然この先発展も無いし、友人として収まることも無いだろう。

切れて、離れて、何万光年もの彼方へお互いの座標を求めていくのだろうけど。必ず忘れてしまうだろうその過程を、少し留めておきたくなった。
それは、出会ったときの衝撃を今はもう何も覚えていないことが悔やまれるからかもしれない。

私ばかりが搾取されているわけではない。
彼も私に搾取されている。
二人が一緒に居る理由は、ポジティブなものは既に何も無くて、お互いに困った小さな病を抱えている故に離れるにはしばし時間がかかる、その離れていくさなかである、という認識である。

殺しあって終わるとしたら、その記述が出来ないのが心残りだ。
でもその心配は無い。
彼はその手のネガティブさから程遠い。

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渦

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