無題#1

2006年6月13日 きのう
満開の桜の下で、最後の姫様が仰ったことには。
「大切なものほど、殺すか奪うか壊すかしなければならないものなのよ」

それは全くの正しい見解だった。
そして、かつては理解していたその正しい答えに導かれるままに全ての采配を行っていたのに。

莫迦な私は一時的な激情で答えを飛び越えてしまった。
奪い、憎み、彼は壊れ、私たちは押し殺された。

このごろちっとも顔を見せないお月様に
もう二度と、近づいたりしないと誓った。

今日ほど謝罪の言葉がそぐわない日は無かっただろう。

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渦

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